形のないもの

2019.03.07 Thursday 20:01
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    「道」という字がつくものは、たくさんあり、「合氣道」もそれに属しています。



    そこにはその道の師匠がいます。



    弟子はまず師匠選びからはじめます。



    師匠選びは、非常に重要な作業です。

    何故なら、師匠によってはどこに導かれるかもわからないからです。



    私は運良く、

    兵庫県合氣道連盟 会長

    合氣道琴心館 館長 琴地 茂 先生に最初に出会うことが出来ました。



    「道」というものが、どの様なものなのか?さえ知らなかった私を最高の師匠に一番最初に会わせて下さった天地に感謝しています。



    弟子は、「この師匠に習おう」と決めた時から、師匠の真似を始めます。



    合氣道でいうならば、初段までに基本的な技の全てを習うことになります。



    ここまでは、身体の動かし方のみ、もっと言うならば、見えるものだけを真似ます。



    しかし、本来は見えるものだけを真似ても、全てを学ぶことは出来ません。


    心身統一とは心と身体が一体になることではありません。

    天地と一体になることです。

    天地と一体になるためには、心と身体が一体にならなければなりません。



    見えないものを真似ることが重要です!




    「合氣道は形ではありません!」

    事あるごとに、琴地先生から何万回と教えられました。



    ただ最初は、形から覚えていかなければ仕方ありません。



    初段以上になれば、形ではなく師匠の目に見えないものを真似て、それを学び、会得しなければなりません!



    学び方にも色々あり、どの程度関わるかで違ってきます。

    趣味や健康として学ぶのと、一生の仕事、指導者になるために学ぶのとでは、学び方が違って当たり前ですが、後者の方がより深く学ぶことが出来ます。

    そして、教える側と教わる側の人間関係によって学び方は決まってきます。



    「師匠と弟子」の関係だからこそ伝わり、得るものがあります。





    私はこの道を習い始めた頃、ほぼ毎日道場に通いました。

    何故なら、私は人より体得が遅く、人の数倍稽古しなければ人並みに会得することができないからです。



    その頃から、家族の次に顔を見る回数が多いのが、琴地先生でした。

    二級昇級までは形を覚えることで精一杯でしたが、一級の頃から見えないものを見る努力をしました。

    幸い、毎日の稽古のなかで琴地先生の受けをよく取らさせていただき、

    「先生は、どの様な心の状態で私に手を取らせているのだろう?」

    「今、先生は何を考えて感じておられるのか?」



    毎日、同じ時間に、同じ場所で、同じ空氣を共有しているのに、師匠と考え方が違ったり、師匠の思いを感じ取れなかったりしているのではいつまで経っても体得出来ないと思ったからです。



    私たちは氣という形ないものを学んでいます。



    本当に大切なものは形がありません!




    今までの自分のちっぽけな経験や知識が邪魔をして、師匠の言うことが頭に入らない弟子はたくさんいます。

    ましてや、それに氣付くこともなくいつまで経っても上達しない哀れな人です。



    まずは、頭の中を空っぽにしなければなりません!

    そうでないと、師匠の言葉は頭に入ってきません。



    初段になって一年程経った頃、

    家族に「琴地先生に顔が似てきた。話し方や声まで似てきた」と言われました。

    大学時代に琴地先生から指導を受けた私の門人にも「琴地先生のご親戚ですか?」「顔も声も話し方もそっくりです」と言われました。



    自分ではそんなこと思ってなかったですが、師匠を真似ているといつの間にかそうなっていったんでしょうね。



    一生、私は琴地先生の弟子です!

    そう心に決めています!



    私のある門人のことを少し話させて下さい。



    その門人とは合氣道をする前からの友人であり、同じ趣味の世界で長い年月を共有した人です。



    その頃からよく私の真似をしていました。

    「なぜ?」と尋ねると、いつも決まって「同じ事をしなければわからないから」と言っていました。

    その当時の私はさっぱり解りませんでしたが、縁あって私の弟子になってからもその立ち居振舞いは変わりません。

    むしろ、より強力になってきてます!



    昨日も、この門人と指導者向けの特別稽古の空き時間に食事をしましたが、決まって私と同じ料理を注文します。



    また、同じ音楽を聴きます。



    いつでも、師匠の想いを見ようとします。




    私も可能な限り同じ時間を共にします。



    上達の速度、進歩は他の門人の比ではありません。




    稽古以外の時間でも、師匠の見えないものを、想いを見ようとする、この門人には感心します!



    相当、心が決まらないと出来ないことだと思います。



    そんな門人の想いに師匠は応えてあげないといけません!



    全ての門人はこうあるべきだとは思いませんが、「この人を師匠にきめた」としたら門人は師匠に弟子入をお願いします。師匠に弟子と認められたら、弟子は師匠の真似をはじめます。

    師匠は弟子と認めたら弟子の想いに応えてあげないといけません。

    そこには、一切の妥協や誤魔化しはありません!




    本物の「師匠と弟子」というのは、家族以上に尊いものだと思います。



    これからも「この道」をともに歩んで行きます!



    category:合氣道 | by:道場長 | - | -

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